H30年12月9日(日)に東京のTKP田町カンファレンスセンターで行われたストローマン社主催の上顎洞底挙上術のセミナーに参加してきました。
インプラント治療の難易度は、顎の骨の残存量により大きく左右されます。顎の骨の量が十分にある場合は特別な処置を行わずともインプラントを埋入することができますが、顎の骨が少ない場合はインプラント埋入と同時もしくは先立って顎の骨を作る処置が必要となります。特に上顎の奥歯の場合、上顎洞という解剖学的な空洞が存在するため、通常のインプラント治療が難しいことがあります。そこで選択されるのが上顎洞底挙上術(Maxillary sinus floor elevation)という処置です。
上顎洞底挙上術とは、上顎洞粘膜を挙上するこで上顎洞という空洞にインプラントを埋入するための骨を作る術式です。手術方法は歯槽頂アプローチ(オステオトームテクニック:Osteotome Technique、ソケットリフト)と側方アプローチ(ラテラルウィンドウテクニック:lateral window technique)の2通りがあります。今回のセミナーではそれぞれの術式を模型を使用し実際に行うことで確認していきました。今後もより精度の高い処置を皆様に提供できるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
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