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埼玉県膠原病友の会総会に参加しました!

 令和元年6月2日に埼玉県障害者交流センターで行われた埼玉県膠原病友の会総会に参加しました。

 総会の中で行われた医療講演会では、多くの膠原病の方々が使用しているステロイドについて学ばせていただきました。ステロイドは免疫を抑制するためには使わなければならないお薬ですが、やはり様々な副作用を持つためその副作用との付き合い方で悩まれている方が多くいらっしゃいました。

 皆さまの悩みの相談が出る中で、歯科に関しても多くの方々が悩んでいる事実を改めて認識しました。口腔内の乾燥に関するものや強い知覚過敏、ステロイドの副作用の一つである骨粗鬆症に対する薬であるBP(ビスフォスフォネート)製剤を服用している場合の抜歯についての悩みを訴えていらっしゃいました。シェーグレン症候群や多剤服用により唾液が減少したり、ステロイド歯痛と呼ばれる全顎的な知覚過敏が生じたり、抜歯や義歯不適合等でBP製剤等による顎骨壊死の可能性があります。患者さんの状況に応じて対応法は様々だと思いますが、可能な限り根拠を持って対応できるよう努めていきます。

 

参考→【 有病者歯科

   【 顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2016