2019年6月22-23日の2日間にわたって、浦和の波多野歯科医院 Maxis Implant Institute で行われたドーソンアカデミージャパンCore5 Hands-on 第3回「The Art and Science of Equilibration(咬合調整の技術と科学)」を受講してきました。今回学んだ“咬合調整”は、日常診療で行っている咬合調整、「カチカチ咬んでください。」とは全く異なるものです。
ドーソン理論での治療を行う際の治療の選択肢は、「咬合調整、矯正、補綴、外科矯正」の4つです。診断用ワックスアップを行いこの4つの治療の選択肢から適切なものを選びます。今回学んだ咬合調整は顎関節を正しい位置(中心位=CR)に誘導し全顎的に行うものです。咬合調整と表現されていますが、正確には歯の形態修正とも言えると思います。
また今回の講師であるCarley Jeff Scott先生より、長年の疑問であった臨床におけるニュートラルゾーン(歯が並ぶ位置)の把握の仕方や下顎前歯部切縁の位置の決定法、プロビジョナルレストレーション(治療のゴールを考慮した仮歯)についての考えをお教えいただき、より一層予知性の高い全顎治療が実現可能となったと思われます。
次回、Core6は7/13-14開催となっています。7/13(土)は休診となります。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。
【The Dawson Academy 2019 セミナー】
The Dawson Academy Japan 2019 Core1
The Dawson Academy Japan 2019 Core2
The Dawson Academy Japan 2019 Core3
The Dawson Academy Japan 2019 Core5
The Dawson Academy Japan 2019 Core6
※Core4およびCore7はフロリダにて開催
The Dawson Academy Japan 2020 TMD Patients
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