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B.O.P.T.アドバンス(クリニカルプロシージャ)

 より実践的に日常診療でB.O.P.T.(※1)をおこなうために、当院の自費技工物を担当してくださっている歯科技工士さんと当院の多田先生と共にB.O.P.T,Japan代表の鈴木久史先生より直接指導を受けました。鈴木先生は日本で初めてDr.ロイ(イタリア)の承認を受けたB.O.P.T.テクニック症例を持つ先生です。

 

 (※1) B.O.P.T.に関しては以前のブログを参考にしてください。ページ下部にリンクがあります。

 

 B.O.P.T.は歯科医師だけ、もしくは歯科技工士だけが知識・技術を持つことでは実践できません。歯科医師と歯科技工士が知識・技術はもちろんのこと、患者さんの情報を共有し連携して初めて成功させることができる治療テクニックです。

 はじめにDawsonの咬合理論等を基づいて、B.O.P.T.が必要になった原因を歯科医師が診断します。その原因改善のため情報と共に模型上で歯科技工士がその患者さんにとっての理想的なゴールを想定します。その理想的なを形態を歯科医師が実現させるため、B.O.P.T.のプレパレーション(歯の形を整える)およびプロビジョナルレストレーション(仮歯)を用いて歯肉のポテンシャル(健康で安定した状態を継続するための能力)を引き出します。さらにそこから補綴物を用いて歯肉のポテンシャルを最大限引き出すのが歯科技工士の技術です。お互いが尊重しあいその能力を引き出し合うことで成功する我々にとっても大変やりがいのあるテクニックです。

 

 実際に鈴木先生と担当技工士さんの眼の前で、私自身が診療室患者さんに行うであろうB.O.P.T.をファントム(人体を想定した口腔模型)上で行いました。鈴木先生より正式な術式や改善点、言葉での説明が難しいコツ等を指導していだきました。また担当技工士さんとは、B.O.P.T.を成功させるために必要な知識と手順のすり合わせを行い、明日からの臨床でスムーズに移行できるようお互いのイメージを共有しました。

 

 当院では今後より一層B.O.P.T.に力を入れていきます。特に以下のようなケースにB.O.P.T.は適しています。

① 歯肉が下がった結果、以前に入れた被せ物と歯肉の隙間が黒く見えてきたケース

② 歯肉が下がって歯と歯肉の境目が露出または削れてしみるケース

③ 歯肉の変化が起こりにくい審美的な被せ物を希望されるケース

 

 B.O.P.T.は適応範囲が広く様々なケースに応用できます。興味がある方はお気軽にご相談ください。

 

 

【ボプトJapanコース】 

PREMIUMDAY JAPAN ~B.O.P.T.&PRAMA~

ボプトJapanベーシックコース①

ボプトJapanベーシックコース②

B.O.P.T.アドバンス(クリニカルプロシージャ)

 

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