2024年11月09-10日にMAXIS インプラント インスティテュートで行われたTMD and Airway Course -TMD and Sleep Disordered Breathing- (講師:Dr. Andrew C. Cobb、Dr. Charlie Wahl)に参加しました。今回はドーソンの原理原則に則った上で、顎関節症と睡眠時無呼吸症候群への対応を学びました。
顎関節症への診査診断(問診、筋触診、可動域、顎関節負荷試験、関節雑音の聴診:ドップラー、咬合検査、咬合安定性)の講義から始まり、一通りの流れを実際に歯科医師同士で相互実習を行うことで理解を深めました。その後、顎関節症のさまざまな治療法についての講義を受け、自分自身の歯列で作製したSRSスプリントの調整の実習を行いました。さらにTスキャンという咬合接触状態をリアルタイムで検出する装置を用いて、精密な咬合調整を行いました。
次に近年歯科で注目を集めているairway(睡眠時無呼吸症候群)への対応を学びました。airwayの診査診断、内科との連携、下顎を前方誘導した口腔内装置の作製について学びました。airway(睡眠時無呼吸症候群)とTMD(顎関節症)、咬合の不安定の関連性についての知識も深めることができたのは大変価値があると思います。
今回学んだ知識を活かし、デジタルを活用しながらより根拠のある顎関節症治療および睡眠時無呼吸症候群(airway)への対応が行える体制を整えていきます。
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